昨年11月のphp[world]2015に続いて、ロサンゼルスで開催されたSCaLE 14xというイベントに参加してきました。
SCaLE(Southern California Linux Expo)とは毎年ロサンゼルスで開催されているLinux/Open Source softwareエキスポで、14回めとなる今年は150以上の展示企業/団体が参加し、130近くのセッションが行われました。
前回のphp[world]はphpプログラマー向けのイベントだったので、今回はもう少し広い層が参加するイベントを選んでVAddyのプロモーションを行うとともに参加者の反応を探ってきました。
セッションが行われる部屋とは別にExhibition Hallという展示エリアが設けられ、出展企業/団体はここにブースを出します。プログラマー同士の勉強会(オフ会?)の色が強かったphp[world]と比べてもう少し商業っぽい雰囲気がありました。
VAddyチームはSilverスポンサーとして参加したので展示会場にブースを構えます。
前回のイベントでは「VAddyとはどんなサービスなのか?」を理解してもらうのに時間がかかったので、今回はバナー(ポスター)のキャッチコピーも少し工夫して「VAddyが脆弱性検査ツール」であることを分かりやすくしました。
“Linux Expo”というイベントの性質上、Webアプリケーション開発者以外の参加者が多かったにもかかわらず、バナーを工夫した甲斐もあって百数十名の方がVAddyブースに立ち寄ってくれました。
VAddyのような開発者自身が実行するタイプの脆弱性検査ツールはアメリカでも一般的にはなっていません。DevOpsとSecurityを統合すべきといった話は至る所で耳にしますが、具体的な方法に落としこむためのメソッドやツールはまだ出てきていません。
ただ、DevOps+Securityといった考え方自体は(かなりゆっくりではありますが)広まりつつあるように感じます。今回のSCaLEでは参加者の技術/知識レベルが高かったというのもあるかもしれませんが、php[world]に比べてより突っ込んだ質問をいただいた印象があります。
「まさにこういうサービスが欲しかったんだよ」という声も複数の方からいただき、(リップサービスということを差し引いても)VAddyのポテンシャルの高さを感じることができました。あとは我々がVAddyをよりユーザーが使いやすいサービスに育てていくことができるかがポイントになってくると思います。
サービスの性質上普及には少し時間がかかるかもしれませんが、日本国内のユーザーは着実に増えてきているので、海外市場でも受け入れられるよう頑張っていきたいと思います。
会場の様子
マイナンバーで盛り上がっている日本とは異なり、セキュリティ系のブースはVAddyを入れても3つくらいしかありませんでした。
FacebookはOpen Compute Projectの一環としてラックサーバーを持ち込んでいました。
みんな大好きO’REILLYブースも。
I0T系やロボット系のブースもいくつかありました。
子供向けの教材/教育サービスも
ほとんどのブースがSwag(お土産)やゲームを用意していました。Swag目当ての人も多いので賛否はあると思いますが、海外のカンファレンスでブースを出すことを考えている方は日本っぽいSwagを準備しておくと良いかもしれませんよ。
今後の海外イベントの予定はまだ決まっていませんが、次はアジアにも行きたいと思っています。
VAddy西野